多肉植物の植え替え時期を誤り大失敗!!植え替えの時期はとても重要
こんにちはikuです。暑さが厳しい夏も折り返し地点を過ぎました。夏に弱ってしまった多肉は涼しくなったらすぐに植え替えをしてあげようと思います。
私は以前、夏の暑い時期に、我慢できずに多肉植物をいくつか植え替えをしたことがあります。
夏の休眠時期に植え替えはしないほうがいいとわかっていたのに、下葉の枯れが蒸れにつながるような気がして、植え替えを決行してしまったのです。
植え替え後、ゲリラ豪雨が降って苗が濡れてしまい、乾ききる前に気温が35度前後の日が続くという始末。
その結果、植え替えした後はスッキリして気持ちが良かったのですが、2週間ほどしたらポロポロと葉を落とす多肉植物がいくつか出てしまいました。
今日は私の失敗談をもとに、植え替えや植え替え直後の水やりのタイミングについて復習をしてみようと思います。
夏に多肉植物の植え替えをしてもいいの?
私は今年、多肉植物の生長期である春に植え替えをしませんでした。1年ほど植え替えしていない苗は下葉が枯れて、もさもさになっていた多肉植物の苗がいくつかありました。
夏が始まる頃、その苗たちを見てこのままでは蒸れてしまうんじゃないか?と思い、植え替えしないと夏越しできないと思ったのです。気になったら止まらない性分で、暑い時期が始まっているのに植え替えを決行してしまいました。
初夏に植え替えたらこうなった
梅雨の影響で日光がたりず、徒長(茎や葉が間延びしてしまうこと)気味でしたが、苗は元気でした。しかし梅雨が終わり、夏の暑さが始まったころ、下葉が蒸れるのでは?と不安になってしまいました。
どうしても我慢できず、夏の植え替えは多肉植物の休眠期なのでリスクがあるとわかっていたのに植え替えを決行。
そして数日後はこんな感じに…
下葉が変色し枯れていくもの、ポロポロと葉を落とすもの、片側だけ葉を落とすもの。植え替えをしてから10日ほどしてから、ボロボロと一気に弱りだしました。
もちろん、植え替えしてもびくともしない苗もたくさんあります。
直接的な原因ははっきりしていませんが、もともと弱っていたかのタイミングで私が植え替えし、さらに真夏の過酷な環境に苗が悲鳴をあげた状況だと思います。
猛暑や台風による雨水、不定期のみずやりによって、蒸れてさらに痛めつけてしまいました。猛反省です。
生長点や茎が腐っていないのでまだ大丈夫と信じたいです。
今回の件で多肉植物は生長期に植え替えしないとこうなると痛感し、とても教訓になりました。
そこで今回の失敗をもとに、植え替えのタイミングについて復習してみました。
多肉植物の植え替えタイミング
なぜ植え替えしないといけないの?
多肉植物は鉢植えで育てていると、徐々に土の質が落ちていきます。
・土中の栄養素が減る
・根が張リめぐらされ根詰まりをおこす
・土が固くなり、水捌けが悪くなるので根に新鮮な酸素が行き渡らない
植え替えをしてあげないとこのように土の環境が悪くなります。元気に育てるためにも土の環境は非常に重要になってきます。
新しい土に植え替えてあげることによって植物は水分と栄養素を吸収しやすくなり元気に生長することができます。
このようなサインが出たら植え替えのタイミング
植え替えのタイミング
・多肉植物が鉢いっぱいに生長している
・底穴から根っこが出ている
・2年以上植え替えをしていない
・水やりすると水捌けが悪い
・葉が変色し、枯れ落ちる
このようなサインを見つけたら植え替えのタイミングです。土が劣化しているので、新しいふかふかの土に植え替えてあげましょう。
品種ごとに植え替えの時期は変わる
多肉植物は品種によって生長期が異なるため、植え替えに適した時期も異なります。
春秋型の品種
一般的によく育てられているエケベリア属は、春秋が生長期なので春と秋の始まる頃3~4月や9月~10月が植え替えする時期に適しています。
夏型の品種
夏に強い夏型が生長期のアガベやカランコエ属、サボテンなどは、暖かくなってくる時期3~4月頃が植え替えに適した時期です。
冬型の品種
冬に強い冬型が生長期のアエオニウム ・コノフィツム ・リトープス属などは、寒くなる前の時期9~10月が植え替えする時期に適しています。
生長期に入る前に植え替えることによって、万が一植え替え時にダメージを受けたとしても回復しやすくなります。
休眠状態の真夏や真冬の時期に植え替えをすると、枯れてしまうこともあるので避けたほうがいいでしょう。
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多肉植物の植え替えをしてみよう
多肉植物の植え替えで必要な物
多肉植物を植え替えするために、以下のものをご用意ください。また植え替えは根が傷みやすいので苗は土が乾いた状態で植え替えをしましょう。植え替え前1週間は水やりを控えると植え替えしやすくなります。
- 植え替え前土が乾いた状態の苗
- 株より一回り大きい鉢
- 鉢底石
- 鉢底ネット
- 新しい土
- 清潔なハサミ
- ピンセットまたは割りばし
- 必要に応じて肥料、粒状殺虫剤オルトラン
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多肉植物の植え替え手順
②土を丁寧に落とす
③伸びすぎている、傷んだり黒ずんだりしている根っこをカットする
(カットすることにより、新しく健康な根っこが生えてくる)
④鉢に底穴ネットを敷く
⑤軽石を入れる
⑥新しい土を鉢の3分の2ほど入れ多肉植物を置く
(大きく育てたい場合は肥料を追加し、害虫予防する場合は殺虫剤を土にまぜる)
⑦片手で多肉植物を支えながら、周りに土を足していく
⑧ピンセットや割りばしで土を軽く差しながら、土と根っこをなじませる
伸びすぎた古い根をそのままにして植え替えると、根っこが邪魔で苗が安定しません。古い根っこは短くカットしましょう。
多肉植物はカイガラムシなどの害虫が付きやすい植物です。植え替えのタイミングで土に殺虫剤を混ぜ込んでおくと根っこから水と一緒に薬を吸収して害虫から苗を守ることができます。
私が使用している殺虫剤オルトランは浸透移行性をもつ優れた殺虫剤です。 そしゃく性害虫から、カイガラムシ、アブラムシ類、アザミウマ類などの吸汁性害虫まで幅広く効果を発揮し大切な苗を守ってくれます。
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多肉植物を植え替えたら水やりはいつから?
植え替え後の多肉植物はダメージをうけた状態
植え替え後の多肉植物は、ダメージを受けています。根っこをカットしているのでカットした部分が乾いていない状態で水をあげると、切り口から傷みだしてしまいます。
カットした部分が乾いたら、人間でいうかさぶたと同じ状態になるので、水やり可能になります。
負担をかけないためにも植え替え後、1週間は水やりを控えてください。1週間たってから水をたっぷりとあげましょう。
根っこから痛み出すと、時間差で目に見える形となり腐ってきます。気が付いたときは手遅れになっているのが、根っこから傷んでいる場合なのです。
自分では気が付かないうちに傷めてしまうかもしれません。植え替え後の水やりは必ず1週間は間隔をあけましょう!!
枯葉や下葉を取ったときもダメージをうけている
植え替え以外でも、水やりのタイミングに気を付けないといけない時があります。
それは下葉(枯葉)を取った時。この時も茎に傷ができてる状態です。傷が癒えないうちに水をあげてしまうとそこから雑菌が入り込み腐ってしまう可能性が高くなります。
私は下葉を取った後に水やりをしたら茎が腐ってしまった経験があります。
もちろん雨水も同じなので、下葉や枯葉を取ったときもしばらくは濡らさないを意識しましょう。
弱ってしまった苗への対処法は?
そろそろエケベリア属は休眠期から目覚めて生長期に移行する頃だと思います。次の植え替えは9月に入ってからもう気温は上がらないかなって頃に始めると良いでしょう。
しかし、それでも夏が終わるまで見守っていたらダメになってしまう苗もあると思います。今日も大事な苗の一つが変色していました。
変色した葉を取り、茎の色が変わっていないか確認。変わっていなかったので一安心。でも変色した葉を取った部分が心配だったため、ルートンをパタパタしておきました。
素早い対応によって救える苗もあります。
ルートンとは初根促進剤です。挿し木やカットしたところにルートンを付けると発根作用が著しく促進されて、活着がよくなり、その後の生育が非常によくなりますと言われています。
お守りに一つ持っておくと安心します。
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まとめ
- 植え替えは生長期に入ってから
- 健康な苗のためにも植え替えは必須
- 植え替えしたら最低1週間は濡らさないようにしよう
- 植え替え以外でも下葉や枯葉を取った時もなるべく濡らさないようにしよう
- 夏の植え替えは苗に大きな負担をかける
苗の状態によっては夏でも植え替えが必要になる場合もあります。ここでの内容はあくまでも目安です。苗の状態をよく観察して、状況にあった最善の対策をとってあげることが大切ですよね。
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