多肉植物が枯れるのはなぜ?3つの原因を徹底解説!!

「多肉植物は育てやすいと言われて、購入したのにすぐ枯れてしまった。」
「多肉植物は可愛いから室内で育てたいのに、すぐに形が崩れてしまう。」
このような経験ありませんか?
実は私がそうでした。
数年前、可愛い多肉植物の寄せ植えに一目ぼれ。
人に見てもらえるであろう玄関に飾りました。可愛くて可愛くて仕方がなく、毎日のように水をたっぷりあげ愛情もたっぷりあげていました。
しかし、一か月もたたないうちに枯れてしまいました。
水はしっかりあげているのに、なんで枯れてしまうのだろう?と何度か失敗してからようやく調べることに。
そこでようやく、とんでもない間違いを犯していたことに気が付いたのです。
多肉植物に限らず、上手に育てるには水のタイミングや水以外にもコツがあります。
枯れる=水不足と思いがちですが、そうではなく水以外にも枯れる原因があるので、今回は多肉植物が枯れてしまう原因を詳しく解説していきます。
これを読み終わったころには、枯らさずに上手に育てるコツをつかめます。是非最後まで読んで、可愛い多肉をお迎えしてあげましょう!
日照量が足りていない

多肉植物を枯らしてしまう原因の1つ目は日照不足です。多肉植物を上手に育てるには日光がとても重要です!!
色んな方とお話をしていると、「多肉植物は室内でも育てられる」と思っている方がかなり多くいらっしゃいます。
とても可愛いフォルムをしているため、室内観賞用として飾りたい気持ちや、多肉植物が販売されている場所が室内が多い理由から無意識に室内で育てられると思っているんですよね。
しかし植物は日光がないと生きていけません。小学校の時に習ったけど…すっかり忘れていました。
多肉植物も例外ではなく、日光が大好きな植物。日光をたくさん浴びて光合成をしっかりすることによって、形よく丈夫な苗に育ちます。
日光不足になると茎がひょろひょろと伸びてしまい、葉が少し触れただけで落ちてしまい、いずれは枯れてしまうのです。
多肉植物が健康に育つ日光量ルクス数は?
日光が必要なのはわかりました。だからと言っていきなりガンガン日に当てるのも危険です。私はそれでまた数々の失敗をしてきました。
多肉植物に適正な日光量を見ていきましょう。
多肉植物が健康に育つために必要な日光量ルクス数は25.000~50.000ルクスです。
照明の灯り | 750~10.000ルクス |
冬の曇り | 15.000ルクス |
冬の晴天 | 50.000ルクス |
夏の曇り | 50.000ルクス |
夏の晴天 | 100.000ルクス |
表で見てみると、冬の晴天や夏の曇りの天気が多肉植物にとっての理想的な日照量と言うことが分かります。
明るい日陰とは室外の日陰のこと
多肉植物を購入すると、タグなどに置き場は明るい日陰と書かれていると思います。これは室外の日陰のことをさしています。
直射日光が当たらない明るい屋外の日陰のことをさしているのです。
窓際の明るい陽射しが入る場所でも充分植物は育つと言われていますが、室内の明るい場所で育てているのに「多肉植物の形が悪くなった」や「葉がポロポロ落ちる」等はありませんか?
それには室内では光合成ができない原因があるのです。
窓越しの日光量では光合成ができない!
太陽から発せられる紫外線にはA波、B波、C波の3種類があります。光合成にて植物が健康の育つための要素ビタミンDが形成されるのは紫外線のB波です。
しかしB波は波長が短い特徴があるため、ガラス越しだとガラスに吸収されてしまい、窓越しだと植物までほとんど届きません。
明るい窓越しだと光合成に必要な紫外線B波が届いていないため、屋外のような光合成の効果が得られないのです。
また現代のガラスは色んな紫外線をカットするような高機能的な物もあるので、室内の日当たりの良い場所で育てているにもかかわらず、元気がない場合は光合成に必要な紫外線B波が届いていない可能性があります。
3日間に2日、1日3~4時間は日が当たるのが理想
多肉植物を綺麗な形で元気よく育てるためには3日間で2日は日光にあて、1日3~4時間屋外で日光浴をさせてあげられるのが理想的です。
梅雨時期で理想通りいかないこともありますが、なるべく意識してあげると良いでしょう。
また1日に3~4時間と言っても真夏の炎天下は絶対ダメです。また西日の3~4時間も多肉植物にとって強すぎます。
朝から昼までの3~4時間に日光浴をしてあげましょう。真夏は10時過ぎると日差しが強すぎるので、必ず遮光をしてあげてくださいね。
私はこんな失敗をしました
・購入してきた多肉植物をいきなり太陽光に当て、真っ黒こげにした。
購入してきたばかりの多肉植物は室内で販売されていたので、太陽光に慣れていません。
いきなり太陽光にあてると一気に焦げてしまいます。日陰からスタートして徐々に太陽光に慣らしてあげましょう。
・遮光をし忘れ半日で真っ黒こげに
夏の日差しは遮光をしないと強すぎます。半日遮光しないと黒焦げになる多肉植物もあります。品種にもよりますが、真夏の日差しは要注意です!
風通しが悪い

多肉植物が枯れてしまう原因の2つ目は風通しが悪いです。風通しが悪いとどのような症状がでるのでしょうか?
腐る
風通しの悪い場所で育てると、水が乾かないので腐ってしまいます。
私が行っていた初期の失敗は、水が乾かないうちに、更に水をあげてしまい常に根っこが湿っている状況を作っていたので、根っこが腐ってしまいました。
風通しが良い場所は、空気中の空気が常に入れ替わるため、土中の水分が蒸発しやすく、水はけが良くなります。
本来乾燥地帯に生息する多肉植物は湿気に弱いため、土が湿った状態が続くと他の植物よりすぐに根腐れを起こしてしまいます。
風通しをよくすることで、水はけが良くなり、根腐れの防止をすることができます。
また、休眠期は水の吸い上げもほとんどないため、さらに風通しが重要になります。
カビが生える
風通しが悪いとカビも発生します。これは洗濯物と一緒ですよね。生乾きのにおいもカビや雑菌が原因で発生します。
風通しを良くすることで、多湿を好むカビや雑菌が繁殖するの防ぐ効果があり、土が汚染されることによって引き起こされる病気などを予防することができます。
また、一度ついてしまうと取り除くのが大変なカイガラムシなどは風通しの良い場所を嫌うため、病害虫の被害に遭う可能性も低くなります。
光合成ができない
風通しの良い環境は、植物の葉にある気孔の開閉を促進する力があります。
気孔の開閉が促進され、蒸散(葉から水分が水蒸気となって出ていくこと)が活発化すると光合成が盛んにおこなわれます。
植物にとって重要な光合成が活発になることで生育が良くなります。
風通しがいい場所がないときの対応方法
風通しの良い場所にはなかなか置くことができない人は、扇風機やサーキュレーターをつかい空気を循環させましょう。
多肉植物に風を直接当てるとストレスになってしまいますので、部屋全体の空気を回すようにするのがポイントです。
上記の方法もあまり望ましくない人は、多肉植物を植える鉢を素焼きのものに変更してみるのも手段の一つです。
素焼きの鉢植えは、プラスチックの容器などと違い、容器自体が空気の通り道になるので通気性がよく、吸水性や排水性も優れています。
水の量が適切ではない

多肉植物が枯れてしまう原因の3つ目は水の量が適切ではないです。
可愛い可愛い多肉植物を見ているとついつい過保護になり水をたくさんあげたくなります。
しかし、水のあげすぎは根腐れの原因に繋がります。
本当に水を欲しがっているのか、見極める必要があります。
水やりのタイミング
基本的に多肉植物は葉や茎に水分をため込んでおり、乾燥した地域に生息しているので毎日水やりをする必要はありません。
水やりのタイミングは1週間に一度ともいわれていますが、環境によって水やりの頻度は異なります。水やりを行うときは、実際に植物の様子を確認するのが重要です。
水やりのタイミングは、多肉植物にシワがよってきたらです。
多肉植物は葉や茎に水分をためこんでいるため、普段はぷっくりとしていますが、葉にシワがよっているときは乾燥していると考えられます。
また、土が中まで乾いたタイミングで水をやるのも一つの方法です。根っこが常に湿っていると根腐れになるため、乾燥する時間も必要です。
多肉植物は乾燥しても枯れにくい点がメリットですが、水をあげなくて良い訳ではありません。水やりを忘れないようにしましょう。
水をあげるときはたっぷりと!
多肉植物の水やりの際は、水の量にも気を配りましょう。
水をあげすぎない方がよいイメージがあるかもしれませんが、実際はたっぷりの水を与えたほうが根が伸びやすいのです。霧吹きでシュッシュッ程度では絶対NGです!
水の量が少なすぎると、鉢全体に広がっている根に水が行き渡りません。鉢の底に開いた穴から流れ出るくらいの量が目安です。
土が湿った状態は、湿度に弱い多肉植物が蒸れる原因にもなってしまいます。土がしっかりと乾いてから、必要なときにたっぷりと水を与えるように意識することが重要です。
水やりに適した時間帯
多肉植物の水やりをするなら、比較的気温が低い夕方から夜にかけての時間帯がおすすめです。
昼間は葉の表面にある気孔が閉じているため、気孔が開く夕方以降に水をやることで水分をしっかり蓄えることができます。
気温が高い日中は、涼しい時間と比べて土の温度が上昇します。
このときに水やりを行うと、土の温度も高くなるため、内部の蒸れにもつながってしまうのです。
鉢の中が蒸れると、根腐れを引き起こしてしまう可能性があります。根が傷むのを防ぐためにも、水やりは涼しい時間に行いましょう
まとめ

多肉植物はコツをつかむと、上手に育てることができます。
太陽光、水、風通しの3大要素さえ整えば何年に渡って私たちを癒してくれます。
是非、ご自宅の環境にあった置き場をみつけてくださいね。
多肉植物の楽しみ方は無限大です。是非一緒に多肉ライフ楽しみましょう!
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