多肉植物と日光の関係性|数々の失敗から学んだこと

2023-08-23

こんにちは。ikuです。

連日の猛暑とゲリラ豪雨に、育てている多肉植物もバテバテです。

ゲリラ豪雨の後に、カンカン照りの日光。蒸れに弱い多肉植物には本当に過酷な状況ですよね。

多肉植物は日光を好む植物ですが、当たりすぎは焦げてしまうし、足りないと徒長してしまいます。

そしてゲリラ豪雨後の雨が乾かないうちに強烈な日を浴びることによって、多肉植物が煮えてしまうこともあります。

育て方が簡単そうで難しい多肉植物。

今回はこの6年で、何度も失敗したことと、学んだことをまとめてみました。

多肉植物は日光が届かない室内では育てられない

6年前多肉植物を育て始めたころ、私は全く植物に関して知識がありませんでした。

多肉植物は、室内で育てられる植物だと思っていました。100均でもイオンなどの大型ショッピングセンターでも、室内に多肉植物を置いているところは多数あります。

室内に置かれている多肉植物をみて、無意識に「多肉植物は室内でも育てられる」と思い込んでいたんですよね。

しかし実際育ててみると、どんどん葉間が徒長して形が悪くなっていきます。少し触れるだけで葉がポロっと落ちてしまい、どんどん弱っていきます。

その当時、弱っている理由が水不足のせいだと思い、更に水やりの頻度を増やしていました。

水やりをしていてもどんどん弱っていく多肉植物。そしてとうとう枯れてしまいます。

2回目の失敗を繰り返してから、ようやく多肉植物が枯れてしまう理由をネットで調べました。その時にわかったことが、日光不足です。

我が家の玄関は日が入りません。日が当たらない上に風通しもそんなによくありません。そんな環境の中水だけを上げ続けていたのです。

「植物は日光がないと光合成ができない」小学生の時に習ったことを思い出しました。

多肉植物は日光が足りないと徒長(茎が細く葉の間隔が長く間伸びしてしまう状態)し、触れるとすぐに葉が落ちるほど弱っていきます。

最初はそれがわからず、(すっかり忘れている)さらに頻繁に水をあげるというなんとも多肉植物にとって酷なことをしていました。

多肉植物は日光が届かない場所では、光合成ができないので育てることができない

多肉植物は日光が当たればいいわけではない

日光が届かない室内で多肉植物を育てることは難しいことはわかりました。

じゃあ日光が当たる場所ならいいのか!とすぐに日当たりのいい場所に移動しました。そしたら…多肉植物がさらに悲惨な状況に。

急に日光に当てたので、次なる失敗は葉焼けと蒸れでした。

多肉植物の置き場所

雨の当たらない屋外で、しっかりと直射日光を当てる

多肉植物の管理の基本は、日当たりの良い場所で育てることです。日光によく当てると光合成がしっかりできるので元気に生長します。生長が良い多肉植物は苗が丈夫になり、さらに秋から冬にかけての紅葉がしっかり出るようになります。

理想的な置き場所は、1日に3~4時間ほど日光がしっかりあたる場所です。なるべく午前中に日光が当たる場所が理想です。午後の西日で3~4時間だと日光が強すぎる場合があるので苗に負担を与えることになります。

ハオルチアなど多肉植物の種類によっては、直射日光を避けたほうがいいものもあります。

また真夏の日光は午前中の日光でも強すぎるため、遮光する必要があります。梅雨明けから真夏の日光に変わるときは急激な日光の強さの変化によって、葉焼けを起こすので要注意です。しっかり遮光カーテンなどを使用して徐々に日光に慣らしていきましょう。

風通しが良い場所

日光と同じくらいに大切なことが風通しを良くすることです。風通しはとても重要です。

多肉植物はもともと乾燥した地域に生息する植物であり、日本の高温多湿には弱いのです。外で管理している分には風通しの面では問題ありませんが、梅雨や夏のジメジメしているときは要注意です。

風通しが良いと、土の水分が乾きやすく、水はけがよくなります。植物の天敵、蒸れを防ぐことができます。

また水はけがよくなると根腐れの防止につながります。多肉植物の休眠期は特に水の吸い上げがほとんど行われないため根腐れを防ぐためには、風通しは非常に重要になってくるのです。

雨ざらしにしない

雨に当てると多肉植物はふっくらしてイキイキして見えます。だからと言って雨ざらし管理にしてしまうと、気が付いたら腐ってしまったことが多々ありました。また病気になりやすく、虫もつきやすくなります。そうすると葉に点々が出たり、見た目がどんどん悪くなったりしてきます。

しかし一部の多肉植物は雨ざらしでも全然びくともしない丈夫な物もあります。

多肉植物にとって適正な日光かどうかの見極め方

色々な品種がある多肉植物は、必要な日光の量もそれぞれ違います。また各家庭環境や置き場により条件が変わってくるので、一概に日光に当てる時間は、一日に何時間ですと断定することは出来ません。

そのため各々の環境にあった管理方法を、観察しながら見極めていく必要があります。

日光が不足している

  • 茎や葉が細くなりひょろひょろ長くなる『徒長』のサインが出てくる
  • 葉がすぐに落ちてしまう
  • 葉や茎の色が薄くなり見るからに貧弱になる

日光が不足してくるとこのような変化が見られます。不足しているからと言って急激に強い日光に当ててしまうと葉焼けしてしまうので、少しずつ慣らしていく必要があります。

日光が強すぎる

  • 葉が焦げる
  • 蒸れる
  • 根腐れを起こす
  • 株が萎んでカサカサした感じになる

日差し強い夏は多肉植物を育てるのにとても過酷な季節です。日差しが強すぎる上に水やりのタイミングや風通しが悪い条件が重なると土が蒸れてあっという間に根腐れを起こします。また多肉植物に水滴がついてる状態で直射日光に当たると水分が煮えて葉も傷んでしまうのです。

日差しは強い季節はよく観察して、少しでもおかしいと思ったらしばらく様子を見ずに、即風通しの良い、優しい日当たりの場所に移動しましょう。

私の失敗例

  • 購入したばかりの多肉植物をいきなり日光に当て焦がしてしまった。
  • 梅雨明けや長雨後の直射日光で焦がして、更に煮えてしまった。
  • 水やり後、生長点の水滴を飛ばさずに日光に当たってしまい水滴の部分が煮えた。
  • 斑入りや色白の品種、ハオルチアを直射日光をあてすぎて焦がした。
  • 西日にあてすぎて焦がした。
  • 夏だからと断水しすぎたら枯れた。

私はこの6つでかなり多肉植物をダメにしてきました。

買ったたばかりのお気に入りの多肉植物を、我が家の一番日当たりの良い一等地に置き、朝から昼までしっかり日光が当てたら、1日で真っ黒になりダメにしてしまうという悲しい結末。

ハオルチアや斑入りもそれでことごとく焦がし失敗してきました。

買ってきたばかりの苗は特に注意が必要です。過保護くらいに2週間以上かけてゆっくりと環境に慣らせてあげるとうまく順応してくれます。

雨あがりの直射日光も大変危険です。水滴を飛ばさずにそのままにしてしまった結果水滴の部分が煮えてしまい、葉や生長点が変色してしまいました。生長点が煮えてしまうと苗はダメになってしまいます。

多肉植物にとって理想の日光欲時間は

こちらも環境によって一概に何時間とは決めきれません。しかし一日に3~4時間直射日光を浴びるとしっかり光合成ができると言われています。

光合成ができる時間を意識しながら自分の環境にあった置き場を決めてあげるといいかもしれません。

真夏は直射日光を当てると焦げるので、遮光をして3~4時間の光合成を意識するといいでしょう。

私は幾度となく失敗し続け試行錯誤を繰り広げた結果、朝の7時頃から13時ころまで直射日光があたる場所に棚を設置して育てています。真夏は朝の8時頃から日陰になる14時までは遮光してます。

棚の奥は日が届きにくくなるので時々奥と手前をローテーションするなどして、工夫しています。

まとめ

  • 多肉植物は日光が届かない室内では光合成ができないため綺麗に育てることができない
  • 多肉植物は日光以外にも置き場が重要
  • 日光、風通し、雨ざらしにしないを意識しよう
  • 多肉植物をよく観察して日光が適正か見極めよう
  • 理想の日光浴の時間は3時間~4時間

わかっていても失敗することもまだまだあります。一通りの失敗を経験してようやく今の置き場と管理方法に落ち着きました。

それでも同じ管理方法で元気に育っているものもあれば、いきなりダメになる苗もあります。なるべくダメになる苗を増やさないようまだまだ試練は続きます。

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