多肉植物の販売は副業初心者でも稼げるのか?実体験結果まとめ
こんにちはikuです。今日は私の過去の実体験を踏まえて、副業で多肉植物の販売は稼げるのかをテーマに書いてみたいと思います。
最初は趣味である多肉植物を仕事にできたら最高じゃん!と思い、副業として始めてみたのがきっかけでした。
結論から言うと、多肉植物の販売副業はお小遣い程度でしたら、稼げますががっつり稼ぎたい方には向いてない副業です。
この記事では多肉植物の販売をどのように行なえば、副業として稼げるかを実体験を元に紹介していきます。
副業として多肉植物の販売方法
私が過去に副業として行なった、多肉植物販売方法を紹介します。
幼稚園バザーで多肉植物の苗や寄せ植えを販売する
私が最初に挑戦したのが、幼稚園バザーでの販売です。自宅で育てた多肉植物の苗を使い寄せ植えを作って販売しました。
幼稚園バザーは客層がファミリーであり、主役は幼稚園生なので高価な物はあまり売れないと予想し普及種を使ったワンコイン寄せ植えを沢山用意しました。
※普及種とはお手軽で育てやすくて増えやすい多肉の事です。
さらに、多肉植物をしらない人が多いので、見た目が可愛らしく、更にお手軽さを全面にアピールし、育て方を書いた多肉植物の取扱説明書も用意してみました。
しかしお手軽さだけだと利益が全く取れないので、お値段は張るけど立派な寄せ植えも用意します。立派な寄せ植えは目立つので、お手軽な寄せ植えと相乗効果を発揮してくれるため、用意してよかったなと思いました。
あと意外にも幼稚園男子は寄せ植えより、苗単体に興味を持つ子が多く、苗と鉢をセットで購入し、大事に育てると言ってくれる子が何人かいました。
幼稚園バザーでの販売結果と感想
幼稚園のバザーでは、なんと出品した分の8割が売れるという快挙を成し遂げました。
しかし、準備期間と材料費を引くと15,000円程。自分の人件費を考えると、もうボランティアです。
販売を通して一番驚いたのは、幼稚園児は植物好きが多いことです。「これ可愛いから育てたい」っていう子が沢山いました。また、おかあさんの中でも多肉植物は可愛いから興味はあるけど、すぐ枯らしてしまいそうで手が出せないっていう方が多くいらっしゃいました。そんな方向けにワンコインの寄せ植えは人気が高く、失敗してもリスクが少ないので、買われる方がたくさんいました。
高い寄せ植えは、時々多肉植物が好きな方がいてその方が、こんなところで多肉植物に出会えるとはと感激しながら購入されていました。多肉植物好きな方は多少高くても自分の好みに合えば購入する方が多いと思います。
初めてのバザー出店だったので、あまり深く考えてませんでしたが正直準備時間も長くかかりますし、材料費や労力を考えると利益はほとんどありません。だからと言って利益優先にすると、幼稚園のバザーでは売れないような気がします。
多肉植物を知ってもらう、ファンを増やすにはいいと思いましたが、副業として継続するのは難しいと感じました。
また、幼稚園のバザーでの多肉植物販売は、車移動は必須になります。運転できない方は協力者が必要です。
地域マルシェに出店し多肉植物の苗や寄せ植えを販売する
次に私が挑戦したのが地域密着型のマルシェに応募して出店することです。
地域のマルシェ情報を調べて、良さそうな所に応募し自分のお店として出店しました。
こちらは全て一から一人で準備するため、かなりの原価コストと時間を必要とします。もちろんPOPも準備し、備品も全て一から準備です。
私は何回もマルシェ出店をしていた為、途中からテントやテーブルも購入しました。
また、初めて出店するマルシェは客層やどのくらいの人が来るのかも読めないため、どれだけの量を用意しないといけないのか分からない点も苦労しました。少ないと不安なので、たくさん用意し、幼稚園のバザーを参考に、お手軽な物と、お高い物とを両方作りました。
マルシェ出店は非常に楽しく、人との繋がりもできます。継続して出店しているとファンもついてくれますよ!
地域マルシェに出店の販売結果と感想
地域マルシェの売上は一日に2~3万程でした。一番売れたときで4万程です。しかしそこから原価を引き、自分の人件費や材料費を引くと、半分も残りません。
私は副業なので、本業や家事育児の隙間時間を活用して準備するので、1回のマルシェで準備期間が1ヵ月以上かかりました。1ヵ月に2回くらいの頻度で出店できたら副業として成り立つかもしれないのですが、体力的にそれは無理でした。
また、地域マルシェで非常に重要なのが、呼び込みです。幼稚園のバザーのように黙っていても人がくるような状況ではありません。
客層は主に大人なので、興味があっても育てるのに自信がない方は遠巻きに少し見て去って行ってしまいます。
そこで私は、少しでもこの人は多分多肉植物に興味ありそうと感じ取ったら、積極的に話しかけてコミュニケーションを取るように心がけました。
多肉植物を上手に育てられないと言う方の多くは、正しい育て方を知らない方ばかりです。その為、上手に育てる秘訣等を伝授すると、目を輝かせて知らなかった!!挑戦しようかなと言ってくれます。
まずはそういう相手の気持ちを聞き出す、キッカケ作りがマルシェではとても重要だと感じました。
また、幼稚園のバザーと同様、マルシェでの多肉植物販売は、車移動は必須になります。運転できない方は協力者が必要です。
メルカリで多肉植物の苗と寄せ植えを販売する
マルシェ出店をした後、売れ残った寄せ植えはばらしてメルカリで販売していました。寄せ植えをした状態の写真を載せ、送るときは寄せ植えセットとして苗だけを送っていました。
セリア等の100均で可愛い梱包材があるため、そこに苗を詰めたり、フードパックを利用したりしていました。
写真を取ってメルカリに載せる。そして梱包し、宛名を準備し、郵便局に持ち込むという工程なので、マルシェやバザーよりは移動が少ない分楽です。
またメルカリは利用者が多いため、閲覧数的にもマルシェとは比べ物になりません。マルシェ同様、定期的な出品をしているとファンがついてくれます。
メルカリ販売の結果と感想
メルカリの販売は半年以上継続しました。定期的な出品をおこなうことで、フォロワーが増えるので、半年で300人以上達成しました。しかし売上は一か月換算にすると1〜2万程度。更にメルカリでの多肉植物の販売は飽和状態であり、よっぽど希少価値のある作品を創り出すか、薄利多売になるか別れてしまいます。
メルカリは郵送になるため、郵送トラブルも考えないといけません。そのため私は寄せ植えの完成品を販売するにはリスクが高いと思い、寄せ植えセットとして販売していました。そうすると、どうしても魅力が伝えにくくなり、気が付くと薄利多売になってました。
薄利多売になると安いものが沢山売れる為、一人での作業がめちゃくちゃ増えます。本当に大変になります。こんなに大変なのに、一か月に1万かと考えると、副業として継続は難しいと痛感しました。
多肉植物を副業とするメリットとデメリット
メリット
多肉植物は品種にもよりますが、上手に育てると増えていく植物です。自宅で育てて増えた多肉は販売ができるので、自然に増えた多肉に限ると原価はかかりません。
扱う物が植物なので、癒されますし、大切に育てた多肉植物は可愛いわが子を嫁に出すような気持ちになります。また同じ趣味の仲間として繋がりが出来ていくので、充実感もあります。
デメリット
副業として販売するとなると沢山増やさないといけません。沢山増やすにはスペースと時間と土や肥料等の材料代もかかります。自宅にある程度のスペースとスコップや鉢、管理棚も必要となってきます。また植物なので、郵送中のトラブルもおこります。仕入れて販売する場合も、手元に届くときには何個かダメになっていることもあります。育成から販売までかなりの工程数と時間が必要です。
副業で多肉植物の販売をやめた理由
副業で多肉植物の販売をしてみようと思い、約8ヵ月程継続していましたが、結局辞めてしまいました。
一番の理由は労力と結果が見合っていないことです。
育成から販売までをやろうとすると、かなりの労力と時間を要します。本業ならいいかもしれませんが、副業となると、開いている時間はほとんど費やさないと利益が出るまでには到底追いつけません。利益が出たとしてもわずかなため、ふとしたタイミングで、私何やっているんだろう?と我に返った感じです。
大好きな多肉植物なので、最初はとても楽しく販売をやっていましたが、工程数が多く苦痛になるとだんだん義務化され、大好きだった多肉植物への熱がさめてくるように感じました。
原価や労力を考えると、副業として継続することは私には難しいと思い、約8ヵ月で終了。
私には合わなかった副業ではありますが、細かなコツコツした作業が好きな方や、お小遣い程度で副業をやりたいという方には向いている副業だと思います。
マルシェで買いそろえたテントや机が今は倉庫の片隅で眠っています。いつか出番が出るといいなぁ。