多肉植物の挿し木について手順とコツを紹介!!成功率をあげる秘策とは
こんにちはikuです。昨日は多肉植物の葉挿しについて振り返りまとめてみましたが、葉挿しを書いたら次は挿し木でしょう!!ということで今日は多肉植物の挿し木についてまとめてみました。
多肉植物の増やし方で葉挿しの次に簡単に挑戦できるのが『挿し木』。挿し芽や挿し穂とも言われている方法です。
日当たり不足で伸びてしまった多肉なども挿し木で可愛い姿に戻すことができます。
今日は挿し木の手順とコツ、失敗しないやり方を紹介します。
多肉植物を挿し木する前に確認しておくこと
多肉植物は色々な増やし方があります。
・挿し木 枝の一部を切り取り、発根させて増やす方法
・株分け 大きく生長した宿根草の株をいくつかに分けて増やす方法
・葉挿し 葉っぱから新たに株を増やす方法
多肉植物を挿し木するのに適した時期
挿し木するのに最もふさわしい時期は、多くの品種が生長期にあたる春か秋になります。
春(3月~5月)か秋(9月~11月)は多くの多肉植物の生長期にあたり、芽が出やすい時期でもあります。
しかし、多肉植物の生長期は品種ごとに違うので、増やしたい多肉植物の生長期はいつなのか把握しておくといいでしょう。
大半は春か秋がおすすめですが、アエオニウム属は冬が生長期で、夏は休眠期になります。アエオニウム属の挿し木をする場合は秋頃に行いましょう。
挿し木で増やせる多肉植物は
すべての多肉植物が挿し木で増やせるわけではありません。挿し木で増やしやすい属種をあげてみました。
・セダム属(乙女心、オーロラ、恋心、玉つづり、パープルヘイズ、銘月)
・コチドレン属(熊童子、福娘、ペンデンス、)
・アエオニウム属(黒法師、小人の祭り、夕映え、レモネード)
こちらの属種は挿し木で増えやすいグループです。枝わかれして伸びていくタイプや上へ上へ伸びていくタイプが多いです。
多肉植物の挿し木をしてみよう
挿し木に必要な物
準備するもの
・消毒した綺麗なはさみ
・カットした多肉植物を乾燥させる網やワイヤーハンキング
・鉢
・多肉植物用の土
挿し木にする多肉植物は元気な苗を選びましょう。幼すぎる苗や古すぎる苗は挿し木に向いていません。
また、カットするハサミは必ず清潔な物を使いましょう。カットした切り口から雑菌が入り込み腐ってしまうこともあります。
準備が出来たら早速挿し木をしてみましょう。
挿し木の仕方
今回カットするのはこちらの3つ。ジュリアナ(韓国苗)、白銀の舞、福娘。ともに非常に強い子たちです。
ジュリアナ 白銀の舞 福娘
非常に強くて元気な子を選びました。消毒した綺麗なハサミで茎の部分をカットします。
カットしたら茎を挿しやすくするために下葉を取ります。取った下葉は葉挿し用にしましょう。
茎をカット 下葉を取る 取った下葉は葉挿し用に
カットしたら日影か優しい日当たりの場所でカットした部分を乾かします。
そのままトレイなどで寝かせたまま乾燥するのを待っていると、茎が曲がってしまいます。
葉で支え、茎がまっすぐ立つ状態で管理したほうが、形よく状態を維持できます。
100均に売っているバーベキュー用の網や、ワイヤーハンキングで茎が下に出るように管理するのがおすすめです。
葉で支え切り口を下に 日影で管理
根っこが出てきたら多肉植物用の土に植え替えてあげましょう。根っこが生えてきたらお水をあげてもいいサインです。
発根が始まったカット苗 カット苗で寄せ植え
日影で管理していた挿し木は植え替えてからは直射日光にすぐにあてると弱ってしまいます。日陰からゆっくり環境に慣れさせてあげましょう。
・カットする親株は必ず元気な物を選ぶ
・必ず清潔なハサミを使う
・カットしたら必ず切り口を乾かす
・発根するまでは水やりは禁止
・挿し木は日影で管理
・発根して植え替えたらゆっくり日に慣らす
挿し木から根が出ない時
挿し木から根っこがでない時考えられること
挿し木をするためにカットしたけど、一向に根が出ない…ってこともあります。
挿し木は100%根が出るものではありません。根がでないで枯れてしまう時もあります。
せっかくお気に入りの多肉植物を挿し木にして増やそうと思ったのに、根が出ないで失敗してしまった…。
そんな悲しい思いをしないように、先に失敗する考えられる原因を知っておくことも必要です。
・休眠期に挿し木をしてしまった
・弱っている、古すぎる茎、幼すぎる茎を挿し木してしまった
・管理する場所が暑すぎて発根する前に枯れてしまった
・病気に侵されていた
・挿し木に向かない品種だった
・清潔じゃないハサミを使い雑菌が入ってしまった
・根が出る前に水をあげて切り口から腐ってしまった
挿し木から根っこを出すために+αでできること
カットした茎にルートンという発根促進剤が売られています。カットした時に茎の部分にまぶしておくと発根を促してくれる効果があります。
ルートン 挿し木にルートン
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挿し木に使った親株はどうなるの?
挿し木に使われた親株はカットした部分がスカスカになり、しばらくは寂しくなるかもしれません。
しかし、そのまま日当たりの良い場所で育てていると、茎から新しい新芽が出てきます。カットした分、新しい新芽がぐんぐん育ち始めます。
挿し木でも増えますし、親株からも新しい新芽が出るので両方で増やすことができます。
まとめ
・
- 挿し木をするなら生長期の春と秋が成功しやすい
- アエオニウム属は秋に挿し木をしよう
- 挿し木用にカットしたら日影でしっかり乾かそう
- 根っこが出るまでは水やりを控えよう
- 根っこが出てきたら土に植え替えて、ゆっくり環境になれさせよう
- 挿し木でカットした親株にも新芽がでてくる
葉挿しに続き挿し木も初心者の方でも簡単に挑戦することができます。自分の好きな品種を葉挿しや挿し木で増やして生長を楽しんでみましょう。
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